2017年、初めての味園を劇場で観た。
ハローエブリワン。私です。
味園ユニバース 復活上映に行って来ました。
エイトさんにハマった当初から「す担は死ぬ。いいから早く見ろ」と言われ続けてきた味園。早く死にてえ~~~~!!(語弊)と思っていました。
しかしまさか初味園がin劇場になるとは。
ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、今回利用したドリパスという企画は、既定人数に達しなければ復活上映とはならず、返金になります。
定期的に購入人数を確認しては不安に駆られる毎日でした。しかも締め切り二日前の時点で確か61人だったと思います。
……終わった……………。
そう思っていました。そして締め切り当日の午後6時。
「ご購入いただきました企画が無事に成立、販売終了を迎えました!」
……………………
マ??????????????????????????????????
人生何が起こるか分かりませんね。
というわけで見てきたので、少し遅くなってしまいましたが感想を書いていきます。
いつも通り語彙力構成力はありません。書きたいことを書きなぐるのみです。
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◆虚ろな目
刑務所から出てきたシーン。車の中。何もかもどうでもいい、これからへの希望もなければ不安もない、ただただ空っぽな目。人ってここまで感情を失くせてしまうのかと驚きました。
車から降りて、どこかへ去っていくところで彼の背中と「味園ユニバース」の文字。あぁ、物語が始まるんだとドキドキしたわけです。
暴漢に襲われ記憶を失くす。目が覚めると鏡に映るのは傷だらけの見知らぬ顔。
「誰や」
あまり喋らない分一言一言の重みが凄い。空っぽの目と相まって引き込まれました。
◆大きな赤ん坊
カスミに拾われ、彼はポチオと名付けられる。
見る前から思ってたんで改めてここで言わせてください。
あの顔で「ポチオ」て!!!!!!!!!かわいいな!!!!!!!!!!!!
いや~~~良いセンスしてる。かわいい。少しは愛着沸くっていうか、う~~~~ん!可愛いわ!!!!
歩き方も基本的に猫背でトコトコ。常に若干上を向いてて。首の動きがゆっくり。瞬きもゆっくり。
え、その顔で???それ???まじで言ってる???可愛すぎ罪で逮捕されない???大丈夫???保護する???ビスコいる???
保護ォオオーーーーーーーッッ!!!という思いでハンカチ握りしめておりました。
◆スイカの種飛ばし
外せないシーン。普段映画を全く見ない私にはとても新鮮なシーンでした。
何か大きな事件がその瞬間にポンっと、点としてあったわけではないのに、あの一回しのなかで心が動いていた。確実に二人の間の空気が変わった瞬間でした。
ここは心を開く瞬間を描いてるんだとアホみたいな感想を持ちました。自分の知能指数の低さに笑いながら、あったかくなるシーンだなあと思いました。
もしかしたら終始仏頂面の二人が初めて笑った瞬間?すごく素敵な笑顔。もっしゃもしゃスイカ食ってるのかわい~~~~~わ!!
◆「トマト食われへんやろ」
おっとポチオ選手、そこで爆イケか~~~????
リプレイで確認してみましょう。
爆イケ、見事な爆イケです。
バーガーに大きくかぶりつき(花丸)、むしゃむしゃ食べ(満点)、飲み物をすすりながら目線はキリッと遠くを見つめ眉間の皺も美しい(完全勝訴)。
御見逸れしました。
◆「嫌やったら捨てたらええやんけ」
記憶を取り戻し、実家の豆腐屋にやってきた茂雄。姉との口論のなかでの目つきがとても印象的。これまで私が見てきた彼と果たして同一人物なのかと驚きました。
絶対に近づきたくないチンピラ感。気に入らないものは壊してきた、力でねじ伏せてきた、そんな雰囲気。射貫かれて死ぬかと思いました。それはそれで本望です。と言うとネタのようですが本気でウ゛ッ゛と胸を押さえました。
◆「おじいにもありがとう言うというて」
ショウをぶん殴るあの目に気圧されながら、息を飲みながらも頭の片隅にいる空気の読めない私はおじいにも~を聞いて「優しさァ……」と思いました。リアルに初見での感想です。
◆ココロオドレバ
この曲大好きなんです。見る前から大好きで大好きで、これ映画見て聴いたら泣くだろな~と思っていました。結論から言うともちろん泣きました。
ポチオの歌は一番最初の古い日記からあまりにもしんどすぎてずっと「(死ぬ死ぬ無理無理無理むりしぬsしぬしn)」と、身を固め、縮こまりながら聴いていました。力を入れて耐えなければ死ぬぞと。しかし最後くらい全身でこの歌を受け止めなければと、日本語がおかしいですが頑張って力を抜いて曲を待ちました。
あの感覚は忘れません。
ポチオの、茂雄の、渋谷すばるの歌が、全身のいろんな場所から心の中に、凄まじい勢いで流れ込んできました。それでいて、包まれたような気もした。
映画館であのシーンを見る事ができて、歌を聴くことができて本当に本当に良かったと思いました。嬉しかったなぁ。
細胞の隅々まで染み渡って、明日も頑張ろうという気持ちにさせてくれた、とても貴重な時間でした。
家族には「死んでくれ」と言われ、"仲間"には二度も殺されかけた男が、ステージで歌を歌って笑っている。心底楽しそうに。
そんなん、もう、だめですよね…………(号泣ですありがとうございます)
最後の最後、『茂雄の笑顔』で終わるのはずるいですよ、ほんとに。
あれからDVDを見返す日々が続いております。何度見ても涙が止まらない、けれどしっかり目に焼き付けたい。結果般若のような顔を画面に向ける日々。ポチオもカスミもごめんな。
いやほんと、素敵な作品に出会えて嬉しいです。今回は映画館での初見の感想を書きなぐりましたが、いずれ何度も見たうえでの感想も書けたらなと思います。
今日はこのへんで。